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 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで35人が死亡した放火殺人事件で、青葉真司容疑者(41)=殺人などの容疑で逮捕状=が事件3日前、京都に着いてすぐ、同社の本社やスタジオ周辺を巡っていたことが捜査関係者への取材でわかった。京都府警は青葉容疑者が同社の襲撃を決意して京都に入り、下見をした上で、対象を絞っていったとみて調べている。

 捜査関係者によると、青葉容疑者は今月15日にさいたま市見沼区の自宅を出発し、新幹線でJR京都駅に到着。その直後、電車で京都アニメーションの本社や第2スタジオがある京都府宇治市へ向かっていた。同じ日の午後2時20分ごろ、本社近くに設置された防犯カメラに似た男の姿が記録されていた。

 この防犯カメラは、本社と西に約300メートル離れた第2スタジオを結ぶ経路上に設置されている。朝日新聞の取材では、リュックのようなものを背負い、手ぶらで第2スタジオから本社の方角へ歩き、約5分後に戻ってくる青葉容疑者とみられる男が映っていた。

 捜査関係者によると、青葉容疑者はこの日、さらに事件が起きた第1スタジオ周辺にも立ち寄ったとみられている。よく似た男が東に約400メートル離れたJR六地蔵駅で午後3時半ごろ、京都駅方面行きの電車に乗っていたことを府警は防犯カメラの映像などで確認したという。

 青葉容疑者は京都に到着した15日から、事件直後に身柄を確保されるまでの4日間、赤いシャツにジーンズをはいた同じ姿で過ごし、あちこちで目撃されている。