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 「女性ドライバーの皆様へ質問です。やっぱり、クルマの運転って苦手ですか?」――。そんなメッセージをトヨタ自動車が1日午前、ツイッターの公式アカウントに投稿したところ、批判が殺到。トヨタは投稿を取り消し、謝罪した。

 トヨタツイッターの投票機能を使い、「とても苦手」や「すこし苦手」などの選択肢で回答を募っていた。このメッセージに対し、SNS上では「やっぱりって何? 女性蔑視?」「普通の運転で男女差ってあるのでしょうか」「免許取得以来無事故無違反の私でも、車の会社からやっぱり運転下手って思われてるのかと思うと悲しい」「私の周りには事故を起こした人もいないし、みんな毎日バリバリ運転しています」といった批判的な意見が広がった。

 これを受けトヨタは1日午後3時40分に、「女性の運転技量が男性よりも劣るかのような不適切な表現がございました。多くの方に不快な思いをさせてしまいましたことを、心より深くお詫(わ)び申し上げます」と投稿した。(細見るい)

カーレーサーで日産自動車社外取締役井原慶子さんの話

 「やっぱり」という表現や回答の選択肢が上から「とても苦手」「すこし苦手」となっているところに先入観を感じ、女性ドライバーとしては寂しい。高齢者だと事故を起こしやすい、といった具合に性別や世代で先入観が持たれることがあるが、実態は違う。運転の得手不得手は、性別を問わない。

 どの自動車メーカーも運転が苦手な人から得意な人まで万人にカーライフを安全に楽しんでもらえるように先進技術の開発に注力している。そういった前向きな企業努力のためのアンケートだったと想像できるだけに、今回の投稿は誤解される表現であり不適切だったと思う。