鴻池祥肇氏

 防災相などを歴任した自民党の鴻池祥肇(こうのいけ・よしただ)参院議員が死去したことが25日、分かった。78歳だった。複数の関係者が明らかにした。

 早大卒業後、日本青年会議所会頭などを経て、1986年の衆院選で旧兵庫2区から初当選し、2期務めた。93年の衆院選では落選したが、95年の参院選兵庫選挙区で当選して国政に復帰した。参院の当選回数は4回。2002年9月に発足した小泉改造内閣で防災相として初入閣。08年9月に発足した麻生内閣では官房副長官を務めた。

 15年には、集団的自衛権行使を限定容認する安全保障関連法を審議する参院特別委員会の委員長に就任。野党が反発する中、採決を取り仕切った。

 学校法人「森友学園」の国有地売却問題では、籠池かごいけ泰典・前理事長から働きかけを受けたとされ、財務省が改ざんする前の決裁文書に、鴻池氏の秘書が近畿財務局に問い合わせをしたとの記述が残されていた。今年5月、来夏の参院選に出馬せず、今期限りで引退すると表明していた。